玉掛け作業者技能講習会
- 村西
- 2017年12月12日
- 読了時間: 2分
こんにちは、教員の村西です。
十勝はすっかり雪景色になりました。
前回のクレーン運転業務特別講習に続き、またまた自動車学校で玉掛け技能講習を受講してきました。
クレーン機器を用いて、フックに荷物をつる。
シンプルな作業のように感じますが、何百キロや何トンという荷物をつり上げて、機械で操作するというのは、正しく操作しなければ大事故につながるそうです。たしかに・・・。
荷物がバランスを崩したり、ワイヤーが切れたりしておこる事故は、命取りになりますもんね。
実習であつかう大動物、ブタは約100キロあり、ウシも300キロ以上の重さです。これは、玉掛け操作を正しくせねばなりません!
さて、この講習会は3日間の受講期間で、学科12時間に実技7時間という集中した日程でした。

数学や物理でならった内容が、玉掛けの力学に応用されるとは・・・。勉強は色んなところでつながっているんですね。しみじみ。

ワイヤーやチェーンの安全荷重(つり上げることができる荷物の最大荷重)は、とくに重要です。玉掛け者が正しく選定しないといけない、とのこと。

教官たちがこの「玉掛け用具の選定項目」を力説してくれたのが印象的でした。現場では、ワイヤー関連の事故が多いそうです。

体積も、メジャーなどで正確に測るわけではなく、指やペンをものさしにして、おおよその長さから計算します。そして、材質がコンクリであるか鋼であるかによって質量の目処をつけます。実践的ですね。
さて実技です。

迫力の大型クレーン。
これで、合図や指示の仕方について練習をしました。その他の練習は、小型クレーンにて行いました。

まず、荷物の重さと重心を指差し確認します。
「質量0.5t、重心位置確認ヨシ!」
そして、ワイヤーの安全性を確かめます。
「ワイヤー末端ヨシ!切断ナシ!長さヨシ!太さヨシ!点検ヨシ!」

クレーン操作者に合図をします。
”この荷物をあのクレーンでつり上げます”という意思を、
手のひらや指差で方向や高さを表示します。
また、作業補助者と協力して玉掛け作業をするので、荷物の上げ下げの際は荷物や機械から離れてもらいます。
「退避!」という指示で、みなさんサッと安全な位置に整列します。
「退避、ヨシ!」と、作業補助者の安全確認もします。
あわただしい作業の中でも、危険がともなう箇所は、しっかり安全確認せねばならないと再確認する内容でした。
実技練習は、氷点下10度の中で行いました。さむくて顔が痛かったです。
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