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ハンガリー旅行記 3

  • 林田
  • 2018年2月8日
  • 読了時間: 3分

Jó reggelt(kívánok)(ヨー レッゲルト キヴァーノク)

おはようございます。

マンガリッツァはスワロウベリー推しの林田です。

日付が変わってしまいましたが、2月7日(ハンガリー滞在3日目)についての報告です。

この日は、ブダペスト内にあるUniversity of Veterinary Medicineを訪れました。

街の中心地から徒歩20-30分にあるこの大学は、国内唯一の獣医学の単科大学です。

なんだか北大や畜大を連想しますね・・・。

到着して私たちを出迎えてくださったのは、Fodor László先生(Department of Microbiology and Infectious Disease)です。

100年以上の歴史を持つキャンパスの建物や、獣医学の権威である多くの研究者の像などを案内してくださいました。

その後、通していただいたのはマンガリッツァの専門家でもあるJózsef Rátky先生(Department and Clinic of Obstetrics and Reproduction)のオフィスです。

József先生とのミーティングでは、マンガリッツァの基本データから、ハンガリーでの流通、行なっている研究についてなど、幅広い情報を教えていただきました。

József先生と。本当に丁寧で気さくな先生です。

また一方で、こちらの自己紹介兼研究内容紹介では、私の研究テーマであるブタミルクの風味についてもコメントをいただけました。

「『旨味(Umami)』って何?」というJózsef先生からの質問には、私ではうまく答えることができませんでした・・・。

食文化が異なれば、味覚に関する感性や言葉も違ってくる、こういったことを深く調べていくのもとても面白そうですね。

余談ですが、József先生とのミーティングを通して、József先生が畜大の先生や多くの日本の著名な研究者の方々と繋がりがあることが判明しました。

村西先生にはこのことも大きな収穫だったらしく、私は浅学ゆえに知らないお名前もありましたが、「世界は広いけれども分野での繋がりは近いなぁ」としみじみと感じました。

József先生と別れ、再びFodor先生と合流し、学食でお昼をいただきました。

こちら、学食で注文したメニューです。

畜大の食堂のように、カウンターの向こうのおばちゃんにお願いして盛り付けてもらったり、サラダは自分で棚から取り出すスタイル。

手前のプレートが私のものになるんですけれども、唐辛子がのっている小皿、これ、赤い方はまったく辛くなく、逆に白いパプリカの方が激辛なんです!

からなり玉辛を全溶かしする私が激辛と感じるほどの辛さでした。

これが普通に学食に並んでいることに、食文化の違いを感じました。

午後は、Fodor先生の運転で、ブダペストから南東へ車で小1時間離れた大学の農場を訪れました。

学生への教育や、種の保存を目的とした農場です。

また、大動物病院も併設されています。

帯広で言うところの、大学や改良センターのような役割でしょうか。

マンガリッツァを始め、野生のイノシシや、伝統的品種のウシなど様々な家畜が飼養されていました。

この顔は見たことのある顔だ!

十勝ヒルズのマンガリッツァ達よりちょっとシャイ?

終始、動き回っているイノシシ。
役畜として利用されていたハンガリアン・グレイ。

シンメンタール、ではなくハンガリアン・フラックスという種。

使われている畜舎も、最新鋭のものというよりは、ハンガリーの小規模農家の伝統的なスタイルをとっているという印象で、

こういった文化の教育にも使われているのでしょう。

マンガリッツァの豚舎。

農場の説明を受ける、村西先生、農場スタッフの方、Fodor先生(左から)。

この日は、日本人観光客としてではなく、学生としてたくさんのお話を聞き、勉強する1日となりました。

海外の(ヨーロッパの?)マシンガントークコミュニケーションにも触れ、エネルギーを使い果たした私は宿泊場所に戻ってからしばらく動けませんでした・・・。

まだまだ修行が足りませぬ・・・。

演技でもなんでもなく本当に沈む林田。

最後に。

なんと、József先生がマンガリッツァフェスティバルの案内をしてくださることになりました!

フェスティバルを楽しむにあたって、心強いことこの上ありません。

この旅、1番の目的であるマンガリッツァフェスティバルについての報告も、こうご期待ください。


 
 
 

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