ヒツジのラパAIって?
- 金
- 2018年7月26日
- 読了時間: 3分
안녕하세요! 처음 뵙겠습니다. 저는 올해 3월부터 새로 村西ラボ에 소속한 김상우 입니다. 잘 부탁하겠습니다.
福井先生のヒツジラパAIのお手伝いに行ってきました!

まずラパAIとはなんぞや?と、言うことでラパAIのラパとはLaparoscope(腹腔鏡)の事であり、AIはArtificial Insemination(人工授精)の事です。つまり腹腔鏡を用いた人工授精です。
一般的な人工授精(ウシなど)は、膣から精子を注入する管を入れていき人工授精を行います。しかしヒツジはウシと比べ膣が細くなっており、ウシに比べ技術的に難しくなっています。欧州地域ではヒツジの人工授精は広く普及され一般的に行われおり、受胎率も高い(スウェーデン:平均50%、ノルウェー:平均67%)ですが、日本におけるヒツジの人工授精はあまり普及しておらず研究もあまりなされていない為か、受精率は欧州地域に比べ低くなっています。
ラパAIは腹腔鏡を用いて、子宮に直接精子を注入します。その為、受胎率が高く、二つの子宮角に精子を注入することが可能な為、双子を得られる率も高くなります(ヒツジは一般的に一回の出産で1匹の子ヒツジを産みます)。ただし、ラパAIを行うことができる技術者が日本にはごく数人しかいらっしゃらないのが問題となっています。

ラパAIは、こんな感じでお腹の中を直接見ます。「うわ!お腹に刺さってる!」って思いますが、ほぼ血は出ませんし、精子を注入し終えた後はちゃんと消毒して傷跡を閉じますのでご心配なさらず!
ウシの人工授精は大学の講義で見て、実際に練習をしてみたりするのですが、ヒツジの人工授精は見ることがありません。ましてやラパAIに至ってはこの時初めて存在を知りました。この研究室に入らないと見ることも知ることも無かったので、とても貴重な体験ができてよかったと思います。
今日の日本で、食べる肉はブタ、ウシ、トリが一般的であり、ヒツジはあまり食べないと思います。私は大阪出身なのですが、大阪にいた頃は羊肉なんて食べたこともありませんでした。北海道にきて初めて食べ、ヒツジってうまいんや!ってびっくりしたのを覚えています。羊肉の脂身は甘くてとても美味しいです!
しかし、日本の羊肉生産量はとても低く、ほとんど輸入品に頼っています。国産の羊肉は高級品として提供されていますが、もっと安くいっぱい食べたいと正直強く思っています。今はヒツジ牧場自体数が少なく他の家畜に比べ頭数も非常に少ないです。またラパAIやヒツジの人工授精の知名度は低く普及されていませんが、今後ヒツジにおけるこれらの繁殖技術が普及し国内のヒツジ牧場が増え、国産のヒツジがいっぱい食べられるようになればいいな〜と切に願っています。
ヒツジ牧場は景観的にも綺麗で、ヒツジ可愛いですからね笑

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